病院内・事業所内保育所の運営委託 タスク・フォース

保育園の運営委託とは?仕組みや直営との違い・委託先におすすめの会社の選び方も紹介

ところが、どのような委託会社に保育園の運営を任せればいいのか、疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?

そこで本記事では、保育園の委託運営の概要や直営との違い、委託するメリットについて解説します。自社に最適な委託会社が選べる内容になっているので、保育園の導入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

なお、委託運営が決まっている方には、「タスク・フォース」への委託がおすすめです。自社に適した運営形態の提案から、実際に開園するまで幅広いサポートを提供しています。詳細が気になる方は、以下のページから確認してみてください

保育園の委託運営とは

保育園の委託運営とは、保育園の管理運営を外部の専門会社に委託する方法です。企業が施設の設置者となり、実際の運営部分を委託先が担当します。委託する業務の具体例は、以下のとおりです。

  • 保育スタッフの採用・配置・研修
  • 保育プログラムの作成
  • 保護者対応

運営を外部に委託することで、設置者は運営負担を軽減しながら、質の高い保育を提供可能です。

令和3年にこども家庭庁が公表した資料では、女性の社会進出に伴い、保育園の利用率は約60%になると予想されています。企業にも保育所の設置が求められており、委託運営の需要は今後さらに増加していくでしょう。

保育園の委託運営と直営の違い

保育園運営には「委託運営」と「直営」の2つの方法があります。それぞれの違いは、以下のとおりです。

委託運営直営
設置者自社自社
保育スタッフの採用委託会社が行う自社で行う
専門性・ノウハウ委託会社に任せられる自社で構築が必要
トラブル対応委託会社がフォロー自社で行う

直営の場合、保育園の設置者が自ら運営します。直営は、自社の理念に基づいた運営が可能で、現場の声を直接反映しやすいというメリットがある反面、運営に必要なノウハウや人材の確保、施設管理などの負担が大きい傾向です。

一方、委託運営では、運営業務を外部に任せるため、設置者の負担を軽減できます。年々難しくなっている保育スタッフの採用も代行してもらえるため、人手不足など運営上の問題が生じにくいです。ただし、委託会社の選定が必要だったり、人件費が高くなりやすかったりするデメリットがあります。

どちらの運営方法が適しているかは企業の社風や状況によって異なりますが、社内に保育園を設置する際は、運営委託をするケースが増えています。

保育園の運営を委託するメリット4選

保育園の運営を委託するメリットは、以下の3つです。

● 採用や労務管理などでさまざまなサポートが受けられる
● 質の高い保育サービスが提供できる
● 適正な保育体制を維持できる

メリットを理解すると、委託運営が自社に適用すべきかどうかを判断できるようになります。順番に見ていきましょう。

採用や労務管理などでさまざまなサポートが受けられる

保育園の運営を委託すると、保育スタッフの教育や採用、労務管理などの業務削減、助成金対策のサポートが受けられます。

保育園を運営するためには、親や子どもに対する保育の提供だけでなく、スタッフや財務管理など、さまざまな業務が発生します。特に、開設時の業務は専門的なことが多く、企業側への負担は大きいです。

運営の委託によって企業側の負担を軽減できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

質の高い保育サービスが提供できる

保育園の運営を委託すると、質の高い保育サービスが提供できます。

運営委託では、豊富な経験とノウハウを持つ会社が運営を担当します。そのため、専門知識に乏しい自社で運営するより、質の高い保育サービスを提供可能です。

例えば、英会話教育や各種イベント参加など、自社では導入が難しい専門的なプログラムを導入できます。イベントや野外活動の企画・運営もプロの手によって行われるため、保護者からの満足度も高まるでしょう。

適正な保育体制を維持できる

育園の運営を委託すると、適正な保育体制の維持が可能です。保育園を運営する上では、「保育スタッフの配置基準を守る」「安全で衛生的な保育環境を整備する」など、行政基準を満たさなければいけません。

しかし、基準を満たす保育スタッフの確保は、困難なケースが多いです。実際、令和6年に子ども家庭庁が公表した資料では、保育士の有効求人倍率は3.54倍(対前年同月比で0.42ポイント上昇)しています。全職種平均の1.35倍と比べると、高い水準で推移を続けているため、自社で保育士を採用する難易度は年々高まりつつあるといえるでしょう。

運営委託を提供している委託会社は、行政基準や法令に精通しているため、人材確保や適正な保育体制を維持しながら運営を進められます。

保育園の運営を委託する3つのデメリット

保育園の運営委託は良い点ばかりではなく、押さえておくべきデメリットも存在します。委託運営のデメリットは、以下の3つです。

● 人件費が高くなりやすい
● 自社に運用ノウハウが蓄積されない
● 委託先の選別が難しい

順番に見ていきましょう。

人件費が高くなりやすい

保育園の運営を委託すると、直営と比較して人件費が高くなりやすいです。

保育園の運営委託費は、「委託先の人材管理費用」などのコストも含まれているため、直営よりも人件費に占める割合が高くなります。保育スタッフの待遇を向上させる取り組みを行っている委託会社や、質の高いサービスを提供する委託会社を選んだ場合、費用がさらに上がる傾向があります。

しかし、自社で運用する際の時間的なコストや人員採用・配置の手間などを考えると、全体では費用削減につながるケースも多いです。運営にかかる手間や時間などを総合的に考慮しましょう。

自社に運用ノウハウが蓄積されない

運営を委託すると、自社に保育園運営に関するノウハウが蓄積されません。

直営の場合、運営を行う中で得られる経験や知識が、次の施設設置や運営の改善に活かされます。しかし、委託運営ではノウハウの蓄積が難しくなる可能性が高いです。

そのため、保育園を複数展開する計画がある場合や、保育事業そのものを事業の一部として拡大していきたいと考えている場合は、委託運営は向いていない可能性があります。

ただし、多拠点展開予定がない中小企業や医療介護施設などでは、自社にノウハウがなくても問題にならないケースがほとんどのため、今後の展開を考えたうえで委託を検討することがおすすめです。

委託先の選別が難しい

保育園運営を委託する上で、最も重要なポイントの一つが「適切な委託先を選ぶこと」です。保育園運営を委託できる委託会社は多数存在しており、自社に合った委託会社を選ぶのは簡単ではありません。

さらに、契約後に委託会社のサービスが期待以下だった場合、契約の見直しや変更を行う難易度はさらに高いです。そのため、委託先選びの段階で、複数の候補を比較し、実績や口コミ、担当者の対応などを細かく確認しておきましょう。

保育園の運営委託先を選ぶ5つのポイント

保育園の運営委託先を選ぶ際の比較ポイントは、以下の5つです。

● 設立・運用時のコスト
● 対応エリアや委託範囲
● 保育サービスの質
● 自社の業態と委託先の適性
● 設立後のサポート体制

順番に見ていきましょう。

1.設立・運用時のコスト

委託先を選ぶ際に、注目すべきポイントのひとつが「設立・運営のコスト」です。

保育園の設置手続きや、運用時にかかる費用は、委託先によって異なります。費用形態はさまざまで、初期費用を抑える代わりに月額費用が高めに設定されているプランや、逆に初期費用が高いものの長期的にはコストを抑えられるプランがあります。

希望する運営形態と予算を考慮して、委託先を選びましょう。また、助成金の活用や資金計画についてアドバイスしてくれる委託会社もあるため、費用面での柔軟性や支援体制について確認しておくのも重要です。

2.対応エリアや委託範囲

委託会社が対応しているエリアや業務の範囲も、選定時の重要なポイントです。対応エリアが限定されている委託会社も多いため、地方や過疎地では自社の設置予定地で運営が可能かどうかを事前に確認する必要があります。

また、一部の業務を自社で行うのか、全てを委託するのかによっても、選ぶべき委託会社は異なります。委託できる範囲や必要な費用は委託会社によって異なるため、自社に合った委託先を選びましょう。

3.保育サービスの質

保育園運営において、もっとも重視されるのは「保育サービスの質」です。

保護者が保育園を選ぶ際、保育スタッフの質や保育プログラムの内容、安全性などを重視する傾向があります。そのため、委託先が高い保育サービスを提供できるかどうかを確認することが重要です。

委託会社の保育サービスの質を評価するためには、過去の実績や口コミ、利用者の声などを参考にしてみましょう。

4.自社の業態と委託先の適性

委託先を選ぶ際には、自社の業態や運営方針と委託会社の運営スタイルが、マッチしているかどうかも確認しましょう。

企業の就業時間や夜勤の有無などによって、選ぶべき委託会社は異なります。例えば、病院や介護施設など、勤務時間が不規則な場合、夜間や早朝保育にも対応している委託会社を選ぶ必要があります。

委託会社が自社の事業モデルを理解し、柔軟に対応してくれるかどうかも、確認すべきポイントのひとつです。

5.設立後のサポート体制

委託会社が、保育園設立後にどのようなサポート体制を提供してくれるのかも確認しましょう。

例えば、保育スタッフの採用や配置に関する継続的なサポート、保育環境の改善に関する提案、行政対応の支援など、幅広いサポートを提供してくれる委託会社を選ぶと、安心して運営を進められます。

定期的な運営報告や相談窓口の設置など、設立後のフォローアップが充実している委託会社を選ぶことで、予期せぬ問題にも迅速に対応できる体制が整います。

保育園の運営委託をする流れ8STEP

保育園の運営委託をする際は、以下の流れに沿って進めていきます。

期間手順
お問い合わせ〜計画:約1ヶ月1.お問い合わせ・資料請求
2.ご訪問・課題ヒアリング
3.プラン・お見積りのご提案
4.内容決定
5.開園に向けたお打ち合わせ
開設準備〜運営開始:約3〜5ヶ月6.開設~運営準備~保育スタッフ採用開始
7.保護者説明会開催
8.保育スタッフ研修~開園準備~運営開始

問い合わせから実際に開園するまでは、半年程度の時間を要します。サポート内容や料金などで疑問点がある方は、実際に委託会社に問い合わせてみるのがおすすめです。

保育園の委託運営や直営事業を展開している「タスク・フォース」でも、随時相談を受け付けています。保育園の委託運営を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

保育園の運営委託ならタスク・フォースがおすすめ

保育園の運営委託とは、企業が保育園の運営を専門会社に委託する形態です。直営と比べて運営負担を軽減でき、保育スタッフの採用や保育実務を委託できる点がメリット。福利厚生の充実により、従業員の定着や採用にも効果が期待できます。

一方で、人件費の増加や運用ノウハウが蓄積されないデメリットもあります。委託する際は適切な委託先選びが重要で、実績のある企業の活用がおすすめです。

タスク・フォースは、直営保育園を全国に約60園運営し、委託事業でも約60園の病院内・事業所内保育所の運営を行っている実績があります。新規開園から委託先の切り換えまで、幅広いサービスを提供しているので、保育園の設置を検討している方は、ぜひ一度以下のリンクからご相談ください。

その他のお問い合わせ方法

タスク・フォース 東京本部

03-6212-5100

FAX03-6212-5101

〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル7F
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